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Cookpad TechConf 2019に参加してきた!

はじめに

 今回は、恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンホールで2月27日(水)に行われた「Cookpad TechConf 2019」に参加してきました。Cookpadでどのような技術が使用されているのか、今までどのようなことをやってきたのかといったことをを知れる良い機会だと思い参加しました。
 カンファレンス系に参加するのは昨年夏に行われたiOSDC以来2度目になりますが、参加するたびに次はもっと話している内容を理解できるように知識をつけるぞとモチベーションを高められるので良い経験になりました。ご飯も美味しかったです。

概要

 会場LTは以下の通りです。

感想

 最初は全ての講演の感想を書く予定でしたが、想像以上に量が多かったのと、こちらの知識不足でいくつかの内容が全く理解できなかったので特に印象に残った3つに絞って感想を書きたいと思います。

クックパッドが目指す、これからのデザインとプロダクトのあり方

 この講演では、まだ入社して数日しか経っていない宇野さんがクックパッドのデザインやプロダクトについて話してくれました。まず内容には関係ないことなのですが、発表時の話し方が非常に穏やかであり、とても聞き入ってしまう講演でした。内容に関しては、今働いてみて感じた、職場にて改良を行うと良い点について話してくれました。ネガティブは点は以下の四点です。

 これらの問題を解決することにより、会社らしさのある振る舞いが共有されているものが作れると考えているそうです。このように、会社自体が現在問題視していることを発表できる場というものはとても良いと感じました。
 次に、プロダクトとクリエイターの関係について話していただきました。まず、デザイナーだけがデザインをする訳ではないということを聞きました。別の発表者は、デザイナーはデザインだけでなく技術でもエンジニアを助けることを行うことを考え、簡単なコードの理解はできる状態にするといったことを話していたので、会社全体で、完全に自分の担当範囲だけをやるのではなく、別分野のことも理解し、協力してものを作るといったことが共有されていると感じました。是非とも技術で夢物語を現実にしていただきたいです。
 最後に、デザインというものはユーザにとっては入り口であるが、会社にとっては出口である。という名言を受け取れたので良かったです。

料理の学習体験をデザインする

 この講演では、須藤さんが料理のについて語ってくれました。技術に落とし込む過程はもちろん面白かったのですが、内容自体がこれからの自分の料理に関してとても役に立つと感じたので非常に有意義な時間でした。料理力がある人は、レシピを見ず、特に固有名詞あがついているとは限らないものを作っています。このためには、買い物と献立知識、そして場数の三要素が重要です。この中でアプリとしてできることは効率の良い経験値獲得方法を提示することで場数を踏ませることです。場数を踏ませるためには、発想と具現化が大事です。  発想パートでは、料理というものを食材と味付け、調理法の三要素に分解して考えます。このように、料理というプロダクトに対して特徴ごとに小さくして考えるという考え方が非常にIT業界の人という感じがしてとても面白かったです。
 具現化パートでは、このように小さくなったパターンを覚えることです。こうすることで、三要素を必要に応じて組み替え、広い範囲の料理を作ることができるようになります。
 今回はこのプロセスをアプリを通して簡単にできるようにする話でしたが、元になった考え方をしっかりと理解することで、自分で料理を作る際に強く活かせると思いました。料理に関する会社の特徴を反映したとても有意義な発表でした。楽しかったです。

スケーラブルなセキュリティ監視基盤の作り方

 この講演では、セキュリティについて話してくれました。まず、セキュリティの監視や防御に関してです。検出を行う方法では、利用者の負担が少なくなるそうです。また、過度な防御は利用者の制約を大きくしてしまう問題があります。
 次に、スケーラブルなセキュリティ監視基盤では、規模が大きくなっても、対象が大きくなっても対応できる状態です。これに対するデメリットは、複数サービスとの結合が難しくなることや、データの障害増加、アラートの対応の増加などが挙げられます。
 最後にSecurity as Codeです。これは、検知に関する処理をコード化し、ルールをテスト可能にします。また、アラート時の記述や、自動的にデータを追加するなどの効果があります。このためには、バージョン管理の徹底が大事です。このように、セキュリティに関する処理をコードにすることは、監視を行う上でとても便利だと感じました。
 セキュリティという分野は、どの分野にも関係のある分野だと考えており、実装レベルでなくとも仕組みを知っておきたいと思っているので、ざっくりとした概要レベルでも知れて良かったです。

懇親会

 懇親会では例のごとく一緒に参加した大学の友人達と話して終わったのですが一体いつになったら他の人と話すようになるのでしょうか。コツがあったら知りたいです。少人数の会ではある程度話せるようになってきたので、少しずつ慣れることと会話の幅を広げることを頑張っていきたいです。

最後に

 発表者が、全体的に若く、入社した人の育成がしっかりしているのではないかと感じました。また、比較的若いうちからこのような発表の場で発表する機会をえれるなど、とても充実した環境であると感じました。カンファレンスの参加は、自分が単語すら知らない状態から、検索して新たな知識を得られる状態に持って行ってくれるので、今後も積極的に参加していきたいです。また、インプット過多にならないように、まずはこのように文字に起こしてみるなどしてアウトプットの機会も増やしていきたいです。